校長挨拶

グローカルな視点で地域を想い、「地域を育てる学力」を育む学校

 

 北海道上ノ国高等学校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 上ノ国町は、豊かな森と天然の良港に恵まれ、日本海北方交易の拠点として栄え、長い歴史を重ねてきた「北の中世を今に伝える町」と言われています。本校は、昭和57年(1982年)に上ノ国町と他3町の協議のもと組合立の高校として開校(その後昭和59年道立高校に移管)以来、常に地域とともに歩む学校として、小規模校ならではの良さを活かした特色ある教育活動を積み重ねてまいりました。

『上ノ国町 かかわりあい 学びあい 育ちあう 「学びの共同体」 』による保・小・中・高の連携事業を軸に、地域全体で一人ひとりの子どもに寄り添い、生徒個々の成長を支援する豊かな教育環境の中、これからも地域の方々が誇りを感じ、45年の歩みが未来に継承されるべく、本校の特色化・魅力化について、次の通りお伝えいたします。

 

1 上ノ国町からの手厚い助成とグローカルマインドの育成

 毎年、上ノ国町から通学費、見学旅行費、資格検定料などへの補助をはじめ、タブレット端末の無償貸与、オンライン学習教材スタディサプリなどの教材に手厚い助成をいただきながら、特色ある教育活動を実施しています。中でも、1年生(全員)を対象とした国内留学施設『ブリティッシュヒルズ』(福島県)での英語研修、2年生(希望者)を対象とした国際交流事業ニュージーランド海外研修では異文化交流を通じ、生徒たちは視野を広げ、将来の夢を膨らませる貴重な経験をしています。これらの取組により、地球規模の視野で考え、地域視点で行動するグローカルマインドを備えた人財の育成を目指しています。

 

2 小規模校の強みを生かし、生徒一人ひとりの可能性を高める教育実践

 小規模校だからこそできる教育活動を大切にしています。生徒一人ひとりの背景をよく理解し、寄り添いながら個々の可能性を引き出す授業を展開しています。また、札幌市に設置された「北海道高等学校遠隔授業配信センター(T-base)」からオンライン配信される「遠隔授業」を活用し、専門性の高い教員による発展的な授業により習熟度に応じた少人数授業や、大学受験向け進学講習など、教員数に制限がある地方の小規模校でも都市部と同等の学習環境が整備され、小規模校における新しい可能性が拡大しています。

 

3 地域の未来を創造するプロジェクト学習「上高グローカル探究」

 地域で生きる大人との関わり合いを基盤に、社会のリアルと学校の学びをいかに結びつけるかを柱に据え、生まれ育った地域の魅力への気づきや再発見を促し、高校生自身もまちづくりの1プレーヤーであるという「当事者意識」の涵養を目指しています。地域を題材にした探究的な学びを通じ、社会変化を前向きに捉え、学びを人生や社会に生かす主体性や人間性を高める中、「地域を育てる学力」を育成します。

 

 

 本校は、これからも生徒一人ひとりに寄り添い、地域の子ども・保護者から安心して選んでいただけるよう、地域への誇りと愛着を育む教育活動を推進してまいります。引き続きみなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

   令和8年4月

 

                     北海道上ノ国高等学校長 濵 谷 成 樹