お知らせ

小さな学校の大きな教育×学び

上ノ国高等学校ホームページへようこそ。

 上ノ国町は、豊かな森と天然の良港に恵まれ、日本海北方交易の拠点として栄え、長い歴史を重ねてきた「北の中世を今に伝える町」と言われています。本校は、昭和57年(1982年)に上ノ国町と他3町の協議のもと組合立の高校として設立され(その後昭和59年道立高校に移管)、開校41年目を迎えています。 地域に根ざし、地域とともに生徒の未来を切り開き、地域の未来を創造する教育活動を大切にしています。『上ノ国町 かかわりあい 学びあい 育ちあう「学びの共同体」』による保・小・中・高の連携事業など、地域全体で一人ひとりの子どもに寄り添い、生徒個々の成長を支援する教育環境が整っています。

毎年、上ノ国町から通学費、見学旅行費、資格検定料などの補助をはじめ学校行事やタブレットなどの教材に手厚い助成をいただきながら、特色ある教育活動を推進しています。中でも、国際交流事業ニュージーランド海外研修では異文化交流を通じ、生徒たちは視野を広げ、将来の夢を膨らませる貴重な経験をしています。

令和3年度より「北海道高等学校遠隔授業配信センター(T-base)」からのインターネット回線を利用して行われる「遠隔授業」を行っています。この遠隔授業の活用がさらに発展していくことで、生徒の進路希望や興味・関心に基づく授業を設置したり、専門性の高い教員による発展的な授業や講習が計画できたりするなど、教員数に制限がある小規模校にも新しい可能性が見込まれます。

また、本校ではグローカルな人材(地球規模の視野で考え、地域視点で行動する人)の育成を目指しています。ユネスコスクール(ユネスコ検証に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校)に加盟し、SDGsに照らし合わせてESD(持続可能な開発のための教育)を推進する一方、「わが町上ノ国町」について生徒それぞれの視点で地域課題の解決に取り組む「地域探究学習」を取り入れ、学びを人生や社会に生かそうとする主体性や人間性を涵養しています。

 

本校は、これからも生徒一人ひとりに寄り添い、地域への誇りと愛着を育む「小さな学校の大きな教育×学び」を推進してまいります。引き続きみなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

             北海道上ノ国高等学校長 吉 田 享 平